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2011年6月2日木曜日

「慣例を見直す」茅野市政と上海餃子屋

@@@やまねこ通信90@@@

昨日午後、やまねこは茅野市の審議会に出席。男女共同参画推進会議
・家庭教育部会。すでに作られている男女共同参画第2次計画に照らし、
果たして現在の行政の進行が妥当かどうかを審議する部会である。

人々の生涯の大きな出来事、誕生、乳幼児期、小中学校、高校や大学、
家庭づくり、病気、高齢化などの多岐にわたる分野において、男女共同
参画を実現する態勢が行政の施策に盛り込まれているかどうか、項目ご
とに審議するのが仕事だった。
審議会の委員は10人。全員出席とはいかなかったが、充実した審議が
できた。

市役所側は、担当の課長はじめ、12人の関連する課の担当者ら。うち
課長1人係長4人を含む5人が女性だった。

行政側の体制は現在、やまねこが参加して来たこの数年の中で、最も
意識の高いスタッフがそろってきたとやまねこ考えている。今後が
楽しみだ。
 
冒頭にやまねこは「慣例を見直そう」と出席者に伝える。やがて県下
のあらゆる部署に指示されるであろう加藤さゆり副知事の方針である。
やまねこさらに茅野市のPTA会長が今年度全員男性であったことに言
及。今後、このままでは許されないことも。

審議会の終わりごろ、ひとりの高齢の男性委員から疑問が呈された。

「食事の改善などの問題がどうして男女共同参画と関係あるのか分から
ない」。

よくある質問である。やまねこは次のように回答。
「家庭の食事は妻、母など女性がするものと定まっていました。しかし
食事係である妻、母が、職業をもっていたら、専業主婦と同じにはいか
ない。病気で倒れ入院したら、やはり家で食事作ることはできない。
他の人が分担しなくては。食事は女でなければ作れないものではない。
男性も習慣を見直せば、自分で作ることができる。自分で食事を作り、
家族のために作る習慣にすれば、いざというとき、自分を救うことにな
るんですよ。こうした役割の見直しが家庭における男女共同参画なの
です」。

やまねこは最後に付け加える。
「いつまでも、あると思うな、妻と金」

質問者の男性委員は、地域のある会の会長。この会は女性がさまざま
な仕事を自発的に引き受け、活動して来た。ところが少し前に男性委
員が参加して会長に就任した。会長だけが男性なのである。
男性中心社会の慣例が、地域において新しく選び直されているケース
のように見える。

市役所での仕事が終わってから、やまねこ上海餃子屋に赴く。ここは
茅野の新しい名物中華料理店。本場の中華料理が格安料金で食べられ
る。茅野市本町古屋敷前、ビーナスライン、ファミリーマート向い。

 せいたか先生のフレッシュマンゼミコンパにやまねこ合流したのだっ
た。ゼミは参加学生によって、がらりと雰囲気が違う。せいたか先生の
今年のグループ、まことにリラックスしてスマイリング・フェイスの目
立つグループだった。
 
若者たちが料理を頬張っているのを見るのはやまねこの楽しみ。
名物5種類の餃子(エビ、キノコ、セロリ、白菜、ニラ玉)、カニチャ
ーハン、レタスチャーハン、豚の三枚肉煮込み、チンジャオロース・・
・。学生たちには新しいメニューをどんどん注文してほしい。ジャー
ジャーロースにネギを乗せ薄皮で包むのが美味そう。隣のテーブルの料
理を見てこっちも注文。14人がめいっぱい飲み食いして蛙のように腹が
ふくれたころ、先生が全部の支払い。

上海餃子屋主人黄さんの夫の車、それにやまねこの車にも4人同乗し、
せいたかフレマングループは1キロ半離れた大学のセミナーハウスに
引き上げた。

昨夜の水餃子がもう一度食べたくて、やまねこは昼食に上海餃子屋に。
あれだけの多種にわたるメニュー、美味なる中華屋さんであっても、
大震災と原発事故の3.11後の消費低迷のあおりを受け、客入りが不振
とのこと。
残念なことである。
月末にはいちばん安いメニューしか注文がなく、給料日後の数日だけ、
高めの料理が売れるとの話。

周辺の店舗も同様だから、今の時期を何とかしのぐしかないのだろう。5月の連休も、前年と比べてげっそり客足が落ちた。こうなると、夏のリゾート客の足も鈍るのではないかと暗い方向に思いが傾きがち。

気分を一新するため、6月は開店一周年記念の特売をするという。
考えてみれば、2年前諏訪店を諏訪市赤沼の繁華街に出し、連日の大
入り満員を続け、開店から一年にも満たないうちに、第2号店の茅野
店を開いたのだった。

この間に、黄さん一家の長男くんは、松本深志高校を卒業、東北大に
入学した。生命工学専攻という。合格直後に震災が起こった。授業開
始が一カ月遅れたけれど、今は仙台でアパート暮らし。東北大の食堂
で、朝昼の二食を食べ、夕食は自炊したり、友人と共に料理する。

日本人の男子も、料理できるらしいよ、と黄さん驚いていた。中国人
男性は料理をするのが当たり前だから、日本人の男性が、妻にもたれ
かかっていることに、黄さんかねがね眼をまるくしていたのだ。
日本人も若い世代は少しはましらしい、と黄さんは語る。

勤勉で志の高い中国人の典型と見える黄さんが経営する上海餃子屋。
そのうち、HPを作る予定。そうすれば、客足が伸びるかもしれない。
美味しい店が近所にあると有り難い。できるだけ応援しようとやまね
こたちは思っている。

うらおもて・やまねこでした。

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