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2011年7月10日日曜日

あいだをつなぐ事、あいだをつなぐ人

@@@@やまねこ通信109@@@@


  発電能力の正確なデータを示せ。
フクシマでのこれほどの大事故の後なのに、国の政策がはっきりし
ない。分らないことが多すぎる。

原発がなかったら停電になり、経済が停滞して景気後退、雇用がさ
らに悪化するぞ!

これは電力会社の脅し、恫喝でないのか。
こう考える理由は、震災直後の「計画停電」である。地域ごとに停
電させ市民生活と生産活動を危機に陥れた3月の東電の「計画停電」。
あれはいったい何だったの?

エネルギー生産者東電が、市民の暮しを質に取って、自己の力を暴
力的に示したクーデターとでも呼ばなければとても理解できない。

東電はどこまでも嘘や誤魔化し体質が改まらないと見える。

われわれが知りたいのはこういうことだ。
実際に原発抜きで現在どれだけの電力供給が可能なのか。原発推進
でない側のデータがきちんと示されないものか。
それをするのは、政府の役割ではないのか。

昨日、793時間のNHK特集で明らかになったのも、こうした市民
の意識だ。
原発は危険すぎる。けれど電力供給をまかなうためには、原発を止
めるわけにいかないのではないか。

けれど現在、原発の多くは停止中である。今年の夏が何とか過ごせ
たら原発はいらないことが証明できる。
これが本当だとやまねこは考えている。

ところが「大本営発表」がこう語ることはない。
節電はどれほどの効果があるのか。
どれほど節電する必要があるのか。

はっきりしたデータを示してよ。
3時間にわたる番組進行中に、NHKに対し1万人の市民から意見や要
望が寄せられたという。これはデモにでかける代わりの行動ではな
いのか。

  「福島のお母さんたちの話を聞こう」
フクシマでのあれだけの大事故がまだ続いているのに、どうして市
民の側から脱原発の意欲がもりあがらないのだろう。被害にあった
人々の現状が見えないからではないのか。

一方で子育て中の母親たちは、放射能計測器を買い込んだり、「小
さな勉強会」を開いたりしている。

この二つをどうつなげたらいいのか。環境会議・諏訪の集まりに出
た。メンバーにはさまざまな立場の人がいる。男性が多い。議論す
るうち、福島の親族の暮しぶりについて語った人がいた。

原発事故の恐さを福島以外の地域の人に知ってもらうため、福島の
被災者に来てもらい、話を聞いたらどうだろう。

それには子育てしているお母さんたちがいいのではないか。
お母さんたちの話を聞く会を開こうよ。

こうして、あっという間に、9月の集会に向けての準備が始まった。

  「小さな勉強会」の広がり
木曽への旅で行程表を作りナビを務めてくれたMかずこさんからメー
ルが来た。かずこさんは東京都下T市に住んでいる。

T市に、30代の若い女性議員がいます。
なかなか優秀な人で、選挙ではトップに近い得票数で当選していま
すが、彼女に「小さな勉強会」のでているやまねこさんのブログを
紹介したら、早速お気に入りに入れてくれて、「小さな勉強会」に
興味を示しました。そのうちに、何とか三岳の彼女と会う機会が作
れたらと思います。私たちはこれから、機会あるごとに若い人達を
応援していくことを考えなければなりませんね」。

これはすごいことになった。やまねこがブログを開始してよかった
と思えるのは、こんなときである。かずこさんの<あいだをつなぐ
>活動、どうも有難う。

  WENDO本日開催
茅野市家庭教育センターでWENDO(ウエンドー)の講習会が午前10時に
開かれる。市の主催だ。講師は竹内未希代先生はじめきりりのみな
さん。女性の心と体を強くする護身術です。少しずつ口コミが広が
ってゆくことをやまねこ期待している。10月にもう一度開かれます。

  寒天寄席のプレプレ・イベント
茅野のフェアリーゴッドマザー、緑のヘアの原房子さんからメール
が届いた。遅くなってごめんなさい。もう終わった行事だけども。

「今夜、7時から 市民館イベントスペースで12月に行われる寒
天寄席のプレプレ・イベント。七夕の夜を 寒天寄席に興味のある
方でご一緒に過ごしませんかというような 集まりがあります。
市民館スタッフ、企画サポーター、昨年の寄席でご一緒した商業関
係者、ボランティア、その他一般参加者が参加予定です。
イベントスペース 初の飲食ありの集いです。誰でもOK。
一品何か持ち寄りで。
お酒でも、食べ物でもということですが いかがですか
 
話したことのない人たちの 話を聞くのも面白いかと思います。お
時間がとれるようでしたら 学生さんにもお声掛けしてください」。

やまねこ参加した。初めての方々との話しがはずんで、とてもよか
った。駅前の方々と交流して茅野の奥行きの深さも分った。
けれどもっと女たちが出られるといいのにね。夜7時に男たちが呑み
屋に出かけるようなノリから始まってもいいけれど、それがどこか
ででんぐり返しできると、多くの人が集まるようになるんだろうな。
こんな風に、やまねこは思ったのでした。
 
  本の片付け
久しぶりの晴天、76日やまねこは力仕事をした。段ボール箱に収
まった書物の片づけである。この4、5年、幾つもの場所から荷物
を運び込んだ。第一陣第二陣は書庫に収まった。けれどそれ以後の
収まりきらない箱は別の場所にいったん移し、一部はベランダに積
んである。雨が吹き込んでも濡れないように青いビニールシートを
かぶせて。広めのベランダが気に入って住むことを選んだ中古住宅。
けれど今の気分は工事現場である。

原稿締め切りの合間を縫って、片付けをするやまねこだが、この間
豪雨、スコールもどきの夕立、豪雪に頻繁に見舞われ、なかなか大
がかりに仕事を広げることができない。

地域の友人、Mひろこさんは病院のボランティアで高齢者介護の仕
事についている。要介護になった高齢者のお宅を幾度も訪問してい
る。ひとり暮らしの方々が多い。ひろこさんの話は傾聴に値する。

「どの方もいちばんしたいことを仰るんです。例外なく、もっと家
を片付けたいって仰るんです。だけど介護受ける頃になって片付け
るなんてもう出来ないんですよ。もっと前にやっておかねば」

やまねこの胸にこの言葉がグサッと突き刺さる。
「せめて、倒れた時に外から来た女にお茶を出す道具のありかくら
い分るようにしておかなくては」。

そうかそうか。そうだよな。やまねこは無言で深くうなずいた。片
付けるにも時期があるのか。やがてできなくなるのか。そうだろう
な。そういうことなのか。

一方、ひとりで大量の本の引越しを済ませたとよこさんはやまねこ
を批判している。
「本の片付けは、大変なことなのよ。3年掛かったわ。全部自分で
したわよ。紙に書き込んだメモなんかが見つかるのよ。箱に入れる
のも自分でやれば少しは覚えているから箱から出す時分類がしやす
いの。あなたのように運送会社に丸投げして人任せにしたら、どこ
に何があるか分からなくなるの当たり前よ」。

仰せの通りであるのはやまねこだって分っているよ。けれど移転し
た当時の制限時間の中で、最善と思って選んだ道だったの。

整理をするには計画性がある程度必要だ。
筋肉労働の助っ人を頼むにも予定を組まねばならない。
何段にも積み上げた段ボールを下ろして箱を開き書庫に運び込む作
業を少し片付けた。
明日、明後日、少々の筋肉痛は覚悟のうえだ。

うらおもて・やまねこでした。

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