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2011年8月29日月曜日

馬渕澄夫が「相対的に」立派だよ!、河野太郎の「ごまめの歯ぎしり」

@@@@やまねこ通信131@@@@

民主党総裁選の前日の昨日、テレビ討論会を見た。前号やまねこ通
信にて失礼ながら「馬鹿野海原」と呼ばせていただいた面々が勢ぞ
ろいしてた。(小宮悦子、藤原帰一(東大教授)の司会)。

この時まで、馬渕澄夫という人をやまねこは少しも知らなかったが、
5人の中で最も中身の濃い議論をしていた。というより、きちんと主
張をもってることが明らかだったのは、馬渕澄夫だけだった。へえ、
ヴィジョンある政治家じゃない、とやまねこ目からウロコが落ちた。
「馬鹿野海原」の1人にして、馬渕さんご免ね。やまねこ反省しまし
た。

前原はテレビの登場回数が多くて、プレゼンが得意なことが分った
けど実質何も語ることがない人であることも分った。海江田はタレ
ントの頃から空っぽの言葉をならべて時間を稼ぐ人だったが、今回
も政策未満であることが露呈していた。小沢の使い走りじゃねえ。

野田という人は、旧い自民党の政治家みたいに政策というより、党
内の根回しが得意な人ではないだろうか。首相のタイプではなく、
幹事長が最高位じゃないの?鹿野という人は、何も印象に残らなか
った。

けれど、全体に見て、新総裁候補者は、自分の発言を、藤原帰一セ
ンセイら、周囲がどう思うかにおどおど気を遣っていた。新入社員
の面接試験風景じゃないの。こうやまねこは思った。


この矢先、自民党の河野太郎が「民主党の代表選挙で、私は、馬淵
澄夫代議士を支持する」と語っています。
(「ごまめの歯ぎしり  メールマガジン版・衆議院議員 河野太郎
の国会日記」)

やまねこは、テレビで一回見ただけの印象を語りましたが、河野太
郎は、国会の場でのこれまでの政治的キャリアを押さえての評価。
決して、野党席からの無責任な野次ではありません。前原が問題多
い人物であることが語られており、説得力があります。

以下、河野太郎メールを引用いたします。
「馬淵代議士は、国交相時代に自民党の問責にあったが、もとは前
任の前原大臣自体のことが原因になっていて、馬淵大臣が悪いわけ
ではない。

馬淵大臣は、前原大臣が火をつけた八ッ場ダムの問題に絡んで浮上
した国交省の河川局の犯罪にきちんと向き合い、国交省のモデルが
都合良く改ざんされてきたことを予算委員会の場ではっきりと認め
た。馬淵大臣は、そこにいたるまで、隠蔽を続けようとした河川局
長以下をしかり飛ばして、深夜、大宮まで資料の調査に走らせ、疑
惑を肯定する答弁をきちんと行った。彼が問責されていなければ、
河川局の犯罪は根底から暴かれていただろう。

副大臣時代、大臣時代に役所をきちんと指揮して問題解決に当たっ
た手腕は極めて高く評価できる。
民間企業の経営者としても上場企業の最年少取締役になったという
経歴が物語るように、非常に優れた手腕を発揮した。
東電の事故の後処理も、海江田経産大臣よりも遙かに優れた実務能
力を発揮している。
ぜひ、民主党の諸君には、馬淵澄夫を選んでいただきたい」。


 
次は前原氏の評価。
「前原代議士は、八ッ場ダム、JAL、尖閣問題、原発輸出等々、
自分が始めたことが、みんな中途半端で終わっている。世論調査の
人気は高いかもしれないが、リーダーとしての手腕はどうだろうか。
国交大臣時代、官僚の現役出向先を率先して拡大し、一つも認めな
かった長妻大臣と好対照だった。公務員制度改革には一番後ろ向き
だ。

外国人の献金問題にしても、開き直ってはいけない。ルール違反な
んだから、そこは神妙に過ちを認め、反省しなくてはならない。自
民党をはじめ野党は、この問題で、足を引っ張るようなことはすべ
きではないが、とうの本人が、知り得なかったことだなどとそっく
り返ってはいけない」。

 
以下、付け足しで野田、鹿野、海江田氏への評価。
「野田大臣は、官僚のいいなりではないか。増税にしろ、東電の後
処理にしろ、財務省を代弁しただけではないか。
鹿野大臣はリーダーとしてどうだろうか。こういう時期だけに、周
りに推されてというよりも、自ら名乗りを上げるようなリーダーに
期待したい。
海江田大臣では、小沢傀儡になってしまう。もう時代が違うのでは
ないか」。

以上、河野太郎氏の評価でした。
かく語る河野太郎、脱原発、自然エネルギーに対する意識の高さは
立派だから、やまねこはブログのメール版「ごまめの歯ぎしり」を
愛読している。

河野太郎の立派な論評を読んで、それが立派であればあるほど、や
まねこは言いたくなることがある。

「河野太郎サン。どうして、いまだに自民党にくっついてるの?
電力会社の代弁者、日本経団連べったりの自民党。
父上洋平サンだって、新自由クラブつくったじゃない?
親族で固めた党だったけれど。
そこでは政権が取れなかった。
その折の羹(あつもの)に懲りて今もなますを吹いてるの?」

3.11後の民主党に河野太郎がいたら、今頃どうなっていたのだ
ろうか?

うらおもて・やまねこでした。


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