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2011年11月3日木曜日

ジェンダーギャップ指数・日本135か国中98位、茅野富佐子さん県表彰、女性市議Xさんの「召使い論」


@@@@やまねこ通信149@@@@

●ジェンダーギャップ指数・日本は135か国中98位。前年より
4位後退.

「性差別格差ランキング」が世界経済フォーラムから発表され
た。1位ノルウェー、2位フィンランド、3位スウェーデンは前年同
様。日本は135か国中98位。前年より4位後退した。

調査対象は雇用機会、賃金、学歴、健康・長寿、政治参加の
4分野。
日本は全体で98位、雇用機会・賃金100位、学歴80位、健康・
長寿1位、政治参加101位。
お隣の韓国:全体で107位、雇用機会・賃金117位、学歴97位、
健康・長寿78位、政治参加90位。

日本は高等教育と国政の女性参加において主要諸国に比べ
て大きく劣っており、韓国との比較では政治参加の点で劣って
いる。
http://www3.weforum.org/docs/GGGR11/GGGR11_Rankings-Scores.pdf


   茅野富佐子さん「ひとり親家庭福祉推進に功績」で県表彰
地域でやまねこの尊敬する女性のひとり茅野富佐子さんご受
彰おめでとうございます。

茅野さんは「茅野市ひとり親ビーナの会」(母子寡婦福祉会)会
長、県の連合会理事や副会長を務め、子どもたちの喜ぶ企画
を実施し会の拡充に努めた。

茅野さん自身がシングルマザーとして6人の子どもを育てたわく
わくする話をやまねこも聞いている。茅野さんは人並みはずれた
パワーをもつ会社社長。自動車関連部品メーカーとして製造工場
を中国に設立し毎月現地入りしている。

県の連合会副会長のとき、全国初の共済制度「しらゆり共済」の
設立に携わった。「不安定な家庭の集まり。安定した制度になっ
てほしい」と茅野富佐子さんは考えている。


ひとり親、シングルマザーの家庭が「不安定」だとしたら、それは
社会が解決すべき問題であろう。シングルマザーの優先的雇用
を保障し、徹底した学童保育、共済制度などが必要であろう。茅
野さんは、社会の理解が行き届く前に、仲間たちと力を合わせて
制度を立ち上げた先駆者であったことを、この機会にやまねこは
知ることができた。

   「市民の召使い」論
信州某市の意欲的な女性市議Xさんからメールをいただいた。

市の行政の中で、「主人」とは市長と勘違いしている市職員さん
が多いとのこと。困ったものですね。絶望的ですね。

けれど人事権が市長にあるとしらたこれは大変だ。市職の皆さん
が市長を「主人」と勘違いすることも理解できなくはない。

けれど市議さんの中にまで、市長の部下と思う方々があるのだと
か。気を付けていただかねば。

召使い」との表現が相応しくないと思える場面もある
という。「召使い」には主人の言いなりとの語感がある。
その通りですね。

公僕である「召使い」は、「主人」の言いなりに動くだ
けでは済まされない場面がある。市長が正しくないこと、
議会が正しくないことがあると同時に、市民が正しくな
いことだってあるだろう。その時には、一身を呈して間
違っている「主人」に対して反対すべきだし、説得すべ
きである。

ところがその手間暇を掛けないための逃げ口上として「
召使い」論が悪用されることがあるという。なるほどね、
なるほどね、こういうことがあるのか。これは内側にい
る人にしか分からないことかもしれない。

「互いに聞く耳をもって、すべての大人がそれぞれの置
かれた立場で、次世代の公僕として役割を果たさなくて
はならないと思っています」とXさんは結んでいる。

その通りですね。「召使い論」だけでは不十分かもしれ
ません。教わることの多い「召使い論」、Xさん、どう
も有難う。

うらおもて・やまねこでした。

2 件のコメント:

  1. >>>「主人」とは市長と勘違いしている市職員さんが多いとのこと。
    >>>市長を「主人」と勘違いすることも
    殆んどが、そうでないけ?
    >>>勘違いすることも理解できなくはない
    勘違いに気づいていても、どうしょうもない?
    >>>一身を呈して間違っている「主人」に対して反対すべきだし、説得すべ。。。。
    そんな元気のある奴、初めから採用されないのでは^^?

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  2. 魔女さん、コメント有難う。

    「市長を「主人」と勘違いする」市職が殆ど!
    だったらやっぱり市民が「主人」、市長も市議も市職も「召使い」と繰り返す必要ありですね。

    「そんな元気のある奴、初めから採用されないのでは」!
    これが悲しい現実買値!
    だからこそ、黒澤明の『生きる』で志村喬演じる市職が、癌に冒され命の限界が見えたところで、「一身を呈して」公僕する物語が感動を誘うのでしょうか。

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