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2012年10月23日火曜日

全国平均を大きく下回る長野県!市町村の女性管理職割合マップ発表!


@@@@やまねこ通信228@@@@
  
●女性管理職、46市町村不在 課長級以上 割合は6・6%
との見出しの信濃毎日新聞1013日(土)ウェブ版をみた。

以下信毎ウェブ版の引用です。
県内77市町村で課長級以上(管理職)の女性職員がいない
市町村が4月1日現在、46あることが12日、県人権・男
女共同参画課のまとめで分かった。課長級以上の職員に占め
る女性の割合の市町村平均は6・6%で、前年より0・5ポ
イント低下。伊那市や諏訪市など地域の中核都市でも女性管
理職がいない事例があった。

課長級以上の職員に占める女性割合が20%以上だったのは
東筑摩郡朝日村(40・0%)など5村。10%以上20%
未満は11市町村、10%未満(0%を除く)は15市町だ
った。

課長級以上41人で女性がいない諏訪市は「能力、知識など
を勘案し、男女の区別なく人事を決めている。男女共同参画
は時代の流れで当然。結果として、現時点ではいないとしか
言いようがない」(総務部)。61人のうち女性がいない伊
那市も「たまたまゼロだったが昇任は公平に扱っている。リ
ーダー研修などを活用し、女性幹部を育てていきたい」(総
務課)とする。

一方、各議会議員に占める女性の割合は6月1日現在、北佐
久郡立科町の41・7%(定数12のうち5人)を最高に1
6市町村が20%以上だった半面、19町村でゼロ。県内平
均は13・0%(総数1087人のうち141人)だった。
各市町村の消防団員に占める女性の割合は昨年4月1日現在、
いずれも下伊那郡の売木、根羽、天龍の3村が10%を超え
たが、22町村でゼロ。県内平均は2・4%だった。

県は県内市町村の課長級以上の管理職、議員などに占める女
性の割合に応じて市町村を色分けした「女性の参画状況」マ
ップを初めて作成。

12日に会見した加藤さゆり副知事は「子育て、介護、教育
など、女性によって担われている部分は非常に多い。女性の
意見を政策にきちんと反映していくことはとても大事だ」と
述べた。

ただ、県の課長級以上の職員690人のうち、女性は24人。
割合の3・5%(前年比0・1ポイント増)は市町村平均を
下回る。県人事課は「採用や研修、職域の拡大など、場面場
面で女性登用の環境整備を進めていきたい」としている。
(以上、信毎ウェブ版)
http://www.shinmai.co.jp/news/20121013/KT121012ATI090012000.php


「女性の参画状況」のマップを長野県が今年初めて作成
したとのこと。

やまねこは県のHPからマップを開いた。色分けされていて
分かりやすい。眼で違いが見えるので、効果的である。

●マップを開くと一覧表が掲載されている。市町村女性管理
職割合が全国平均10.4%のところ、長野県6.6%! 
この差は大きい!

マップと一覧表がこのページに転載できないので、女性割合
の高い順に、並べてみます。

市町村別、管理職の女性割合(%)

20%以上:朝日村40%を筆頭に南相木村、生坂村、筑北
村、泰阜村の5村。

20%~10%の市町村:
佐久市14%、千曲市12.8%、須坂市10.9%など11市町村。

10%未満~0%超の市町村:
飯田市9.8%、大町市9.7%、東御市9.7%、塩尻市9.2%、
富士見町9.1%、軽井沢町8.7%、飯山市8.3%、中野市7.4
岡谷市7.1%、辰野町7.1%、松本市6.6%、上田市5.35
茅野市4.8%、長野市4.7%、安曇野市4.7%の15市町村。

0%の市町村:
諏訪市、小諸市、伊那市、駒ケ根市、小海町、佐久穂町、
御代田町、下諏訪町、原村などの46市町村。

●市町村の女性管理職割合:
全国平均10.4%、長野県平均6.6


●一方、都道府県職員に占める女性管理職の割合は、次の
表です。長野県はここでも、大きく下回っています。

都道府県職員(管理職:課長以上)に占める女性の割合

総数(人)
うち女性
女性割合
備考
長野県
690
24
3.5%
H 24.4.1 現在
全国
35,602
2,280
6.4%
H 23.4.1 現在

●「女性の雇用を増大することで、日本は不況から脱出で
きる!」とのIMF勧告を、前回のやまねこ通信で紹介し
ました。これは黒船の到来であると、やまねこは考えてい
ます。

海から遠い長野県。黒船の姿はまだ見えないのでしょうか
?けれど、少子高齢化、勤労世代の非正規雇用の増大は長
野県も例外ではありません。

何よりも、県知事、それに市町村の首長の意識と意欲の高
さ、実行力が問われています。
男女共同参画の意欲の高さが、市町村の女性管理職の割合
を反映せずにはいないでしょう。

管理職登用の際、同じ能力だったら、女性を登用すればい
いのです。「子育て、介護、教育など、女性によって担わ
れている部分」が多い市町村行政。まずはこの分野から
性管理職を登用したら良いのに。


長野県と市町村職員の女性管理職が、全国平均を大きく下回るとの
ニュースは、前回のIMF専務理事ラガルドさんの話題から、一気に視
を足元に引き寄せ、やまねこの気分を盛り下げてくれます。でも、
がやまねこたちの暮す現実!

しっかりそこを見つめねば!
そうしてあきらめないこと!

やまねこの暮す茅野市の首長は、男女共同参画に対して、
どんな姿勢を向けているでしょう?それにしても、男女共
同参画って、いったい、どんなことなんでしょうね?

やまねこもメンバーである、ちの男女共生ネットは、茅野
市長との会談を112日(金)に予定しています。
みなさまお楽しみに。


うらおもて・やまねこでした。

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