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2013年1月12日土曜日

輝けるウーマンパワー、相次ぐママさん社長、女性起業家支援のグラミン銀行現れよ!



@@@やまねこ通信252@@@

昨夕、夕食を終え、7時のニュースも終わり、TVの電源を
た瞬間だった。電話のベルがなる。ちづこさんである。

「あのね、NHK7時半から、輝けるウーマンパワー、相次
ぐママさん社長ですって」

「クローズアップ現代ですか?」

「ええ、その時間ですけれど、首都圏情報ですって・・・」

●クローズアップ現代は、国谷裕子キャスターが、意欲的
に女性の社会進出のテーマを取り上げている。IMF専務理事
ラガルドさんが登場したのはその白眉であった。

国谷キャスターが休暇を取った折、男性キャスターが代理を
務めていた。ところがその男性が、昨年暮れ、電車内で女子
大学生に対してセクハラ加害を行ったことが発覚した。男性
は罪状を認め、不起訴となった。NHKは懲戒処分を与えた。

懲戒は停職3ヶ月。停職期間はあっという間に明けるだろう。
男性は解雇にならず、辞職もしていない模様。
けれど、男性が再び番組に出てくることを、やまねこは想像
することができない。

クローズアップ現代は、キャスターがオピニオンを語ること
の少ないNHK報道番組の中で、国谷キャスターの質問力が冴
えわたる例外的な番組である。

社会の新しい課題、民主化すべき問題、官公庁のからんだ不
正疑惑など、市民が追及したく思う課題を、掘り下げてくれ
る、この看板番組キャスターが、セクハラ事件を起こしたら、
NHKの不名誉は計り知れないのではないか、とやまねこは受
け止めている。

国谷裕子キャスターはNHK職員ではなく、フリーランサーで
ある。

●ちづこさんからの電話があった番組は、昨日1月12日、
NHKTV首都圏情報 
「輝けるウーマンパワー、相次ぐママさん社長」であった。


「結婚しても仕事を続けたい!」
こう思いながらも、54%の女性が出産を機に退職してい
る。

そんな中、自分のペースで働き続けることを希望する女性
たちが起業してママさん社長がぞくぞく。

●ベビーマッサージの指導者。
家で子どもと一対一で暮らすと、息が詰まる。だから特技
を生かして教室を開いた。
1回2000円、月に10数万円

●キッチンのオーダーメード、リフォーム
設計事務所で10年働いた建築家。勤務先が倒産した。
主婦の視点を生かし、使いかっての良い仕事を生み出した。
年商16000万円。仕事も育児も、120%ずつとの元気さ。

Eウーマン社長
消費者視点でモノを売る。
「絶対に成功せねば!」とは思わない。「女たちは失うも
のがないから」。働き方を、根底から変えたい。

●とうふ工房(埼玉県)
一日200丁の豆腐を手作り。一般の豆腐の3倍の地元産
大豆が入っていて濃厚な味。9人の主婦が働いている。

結婚を機に仕事を辞め、再就職を求めたが見つからなかっ
た女たちばかり。

「働くことが生きがい」と、子どもがゼロ歳の時期から働
き出す。勤務時間午前10-15時まで。
月収10万円前後、全員が経営者。

お互いの暮らしのあり方を、把握し合う。
対等な立場での、会議で、次の仕事を生み出してゆく。地
域のニーズに合わせて、宅配、空き店舗を探して、2号店
を開店。特産物を並べる。

地域に見つからなかった介護施設デイケアサービスを開く。
入所した高齢者にとり、「かゆいところに手が届くサービ
ス」の場所。

「雇われているのではなく、自分たちで仕事している。で
きることを精一杯やる」との毎日。

男性たちの企業が「お客の声に耳を傾けて」と、ようやく
腰を動かそうとするところ。

女性たちの企業は、「お客の声を毎日聞いて声を商品に取
り込みながら商売」している。一人ひとりが政策決定者。

以上が成功例だった。
こうした例をさらに広げるには、何が必要なのか?

Eウーマン社長の佐々木かおりさんは語る。
「全国で女性の企業をまとめるといい。男性は仕組みを作
る方に向かう。女性の企業を支援するには、まず、その商
品を買うことである」。

●やまねこが思ったこと。女性の起業、企業を支援する仕
 方。
1 自分が商品を買うこと。

 2 知人友人に商品の優れたことを広めて、できるなら、
   大口の消費者につなげること。

 3 Eウーマン社長の佐々木かおりさんの語るように、全
   国レベルの団体を作ること。

 4 さらに、女性起業家の集まる団体で、何をしたらいい
   のか。
  それぞれの情報交換、ビジネス協力の相談、商品の全
  国展開のためのやり取り。

5 さらに大切なこと。それは女性起業家が信頼できる銀
  行の介在であろう。
   女性の意欲を担保に、低金利で資金援助する銀行が現れ
   ないだろうか?
   グラミン銀行のように。
   
 ● 女性の意欲に水をかけたり、火を放ったりして夢をぶち
   壊しにする「ドリームキラー」のいない交流センター
   が機能するといいだろうね。

  ほんとに、こうなったら、どんなにいいことただろうね。
   
   こう思って、筆を置こうとした時に思い出す。やまね
  の教え子、首都圏で編集者をしていた30代の女性が、
  社を辞めて起業する心づもりであると、年賀状に書き送
  ってくれた。うまくゆくといいね!!
  ともみさん、また連絡してね。


  うらおもて・やまねこでした。



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