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2015年6月28日日曜日

やまねこ通信315号:本日茅野で署名アクション、フェイスブックと市民たち、天変地異と『オイディプス王』


@@@やまねこ通信315号@@@

本日茅野で署名アクション、フェイスブックと市民たち、天変地異『オイディプス王』

前回のブログからはや3ヶ月、遅めの春が走りすぎた
と思う間もなく梅雨時に。

全国的に「見たことのない」豪雨、竜巻もどきのダウン
バーストなどが空から襲いかかり、豪雨が土砂を押し流
すかと思うと、ひんぱんな地震、火山の噴c火が大地を揺
るがし予断を許さぬ毎日が続きます。

古代の人々なら、天の怒りを招いた「人災」を探り当て
るべく、デルフォイの神殿でアポロンの神に伺いを立て
たかもしれない。

ギリシア悲劇、ソポクレスの『オイディプス王』は、こ
のようにして始まる。アポロンの神託はこうだった。

「この地には、ひとつの汚れが巣くっている。さればこ
れを国土より追いはらい、けっしてこのままその汚れを
培って、不治の病根としてしまってはならない」

これを受け止めたオイディプス王は、家臣に徹底した調
査を命じ、口をつぐむ預言者に語らせる。預言者は語る。

「汚れのもとはあなた自身だ。父を亡きものにしその妻
である母と結婚したのは」

これを聞いたオイディプスがことの真偽の追求をさらに
命じると、追求の手がすべて自身を指していることを知る。

オイディプスは「もはやすべてを見尽くした」と我が目
を母にして妻の髪飾りの針で突き刺し、自身を追放する旅
に出る。

これがオイディプス王の責任の取り方であった。
「国難」に対する最高権力者の責任の取り方を考えるとき、最
も直接的で徹底した仕方としてまっさきに思い浮かぶのが、
オイディプス王である。

▲さて、憲法を変更して戦争が可能な国にしようとの勢
力が、国会の議席を増やすことに対して警戒心を抱いてい
たが、今の現実は、それどころではない領域に禍事(まが
ごと)が溢れ出している。

憲法改悪するまでもなく、憲法解釈を変更し、安保条約の
「日米地位協定」の下に平和憲法を置く法案を、安倍政権
が国会に上程したのだ。

「アメリカの戦争のお手伝いをいつでもいたします」。安
倍「忠米」首相は米国議会で約束してきた。その後始末で
ある。

こうした安保関連法制に対して、自民党が推薦した憲法学
者長谷部恭男氏始め、3人が国会で「違憲」証言した。その
後、憲法学者132人が違憲と判断、その疑い12人。わず
か3人ばかりが違憲の疑いはないと回答したのも当然のこ
とだ。(報道ステーション)

▲国会を約3万人が取り巻いた。23日のことである。その他に
も連日、様々な呼びかけで人々が集会を開いている。

安倍首相のお友だち籾井会長が就任し大越キャスターが3月で
異動してから、NHK9時のニュースは影の薄い番組になって残念。
ところが、このデモを報じたので驚いた。

▲60年安保当時、国会を取り巻くデモは、政党を背景にも
つ大労組、組織された学生運動(全学連)が中心だった。

70年安保当時のデモは、全国的な学園闘争の時代。ノンセク
トラジカルの学生が中心だった。

ところが、2011.3.11以後、政党、大労組の「動員」ではな
いデモ参加者が増えた。様々な市民運動、組織されない勤労
者、一般市民たちがツイッター、フェイスブックなどのSNS
で呼び交して集会に集まるようになっているらしい。

非正規雇用、会社帰りの子連れ女性、家族連れの若い勤労者
たちが、「黙っていられない」「自分の眼で見届けたい」と
の思いで集会に参加している。

残念なことに、テレビはほとんど報道しない。フェイスブッ
クから発信されるリアルタイム情報がやまねこには大いに役
立っている。

本日、昨年春先に立ち上げられた市民団体「戦争をさせない
1000人委員会」の地域版「戦争をさせない1000人委員会・すわ」
の署名アクションをおこないます。

6月28日(日)11時~12時半
 場所:茅野郵便局向側のメリーパーク内、
 食品スーパーデリシア前。

 動員された活動家ではなく、1000人委員会の呼びかけに同意
した一般市民が、署名を集めます。

署名は、安保関連法案の廃案を求める要請文。
宛先、内閣総理大臣・安倍晋三、衆参両議院議長。

来週、
7月04日(土)11時半~1時半
 場所:岡谷市イルフプラザ前。

自民党の若手勉強会で、「沖縄の2新聞をつぶせ」など報
道の自由を嘲る発言がなされました。集会責任者の青年部
長一年間の更迭と、見え透いた尻尾切りで幕引きをすると
の自民党の姿勢です。

このまま黙ってられないとお思いの諏訪地域のみなさん、幸
いの晴天です。メリーパーク、デリシア前を人々の波で賑や
かにしましょう。



うらおもて・やまねこでした。

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