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2016年1月24日日曜日

やまねこ通信343:Facebookと赤瀬川原平の「世界の缶詰」、炸裂を伝えなくては!

@@@やまねこ通信343号@@@

Facebookと赤瀬川原平の「世界の缶詰」、明日、炸裂を伝えなくては!

▲やまねこ通信をやすんだやまねこはFacebookに入りびた
りだった。
この裏切り者が!
Facebookでは、ネット上の新聞などをすぐさま、自分のペ
ージに転載することができる。そこに意見を書き付けて公
開するのだ。気になる記事を次々と投稿転載してゆくと、
新聞のスクラップをすると同じ作業になる。スクラップブ
ックに切り抜きを貼り付けて保存しようとして永続した話
を聞いたことがない。貼り付けた新聞紙でボコボコに膨ら
み、書棚の空間に収まりがわるくなったスクラップブック
はやがて捨てられる運命だ。

実はFacebookに記事を貼り付けて後で眺めようと思っても、
記事が呼び出せないことも多い。けれど、見出しと日付が
分かれば、後で検索することができる。ネット上の住所URL
と見出しのタイトルを別ノートに記録してもいい。

Facebookでは、様々なネット記事が次々投稿される。幾つ
もの新聞が読めると同じだ。あっという間に1時間2時間
が経過する。その後新聞を開くと、読んでしまった記事ば
かりのような気がする。
けれど、新聞は小さな記事が物を言う。あるいは記事の不
在が何かを物語る。その意味で、配達される紙の新聞は欠
かすことができない。

Facebookでは、友人の投稿に対して、「いいね!」などの
文字や感想を書き込むこともできる。瞬時に反応が帰って
くることもある。この即時性が、魅力なのだと思う。顔見
知りの友人とは限らない。見ず知らずの人と承認しあって、
書き込みを行う。その意味で、公共空間である。友人にな
るかどうかは、自分で選択できる。知人であっても友人の
申し込みをしない相手もある。

息をするように、1時間に何10件も投稿する人がいる。携
帯で送信しているのだろうか。どうやって長文の投稿の文
字入力をするのだろう?外国から送信する人も。

自分で撮った写真を投稿する人が多い。イベントの事情が
伝えられる。一家のバーべキューパーティー、友人との飲
み会なども。
写真の投稿をどうやったらできるのか、IT弱者のやまねこ
はようやく最近知ることになった。携帯写真をファイルに
入れ、Facebookの入力画面で画像取り込みをクリックすれ
ばいいのだ。

▲私的な話題をどしどし投稿する人もいる。職場の中でど
んなことが起こっているのか、固有名詞こそは消されてい
るが、薄い壁を隔てた隣室で起こっている出来事のように
私的な話題がびしびしずんずん伝えられる投稿がある。

毎朝の朝食の写真を掲載する人もいる。かつてなら、同居
する家族以外は知り得なかった内密な事柄が、公共空間に
投げ出されるのである。レストランの食事を写真に写し、
即座に投稿することは今や珍しくもないことだ。やまねこ
は若い友人がスマホの写真をすぐさま投稿した手際の速さ
にびっくりしたことがある。

▲ここで、ふと思い当たることがある。
赤瀬川原平の美術展を見たことがある。画家で作家でエッ
セイストでもあり、「四谷階段」を発見し、建築物に付随
している無用な存在を「トマソン」と命名しては収集愛玩
し、南伸坊というおにぎりおじさん建築史家の藤森照信ら
と共に路上観察という文化研究のスタイルを切り開いた赤
瀬川原平。

美術展のハイライトは「世界の缶詰」というオブジェであ
った。広めの空間にテーブルがひとつ。近づくとその上に
小さな缶詰が置いてある。缶の蓋は開いている。よく見て
ごらん。なんと缶の内側に鮭の絵が精密に描かれているで
はないか!マルハだろうか日水だろうか。

とすれば缶詰の内側が外側なのだ。
すると、この缶詰の中味は!!!

どわ~ん!世界が反転する感覚の中で、逆落としにどこま
でも落ちてゆく思いがした。
缶詰の中味は、ほら、あなたのいるその世界全部なんです
よ。赤瀬川原平が薄笑いを浮かべている。

そのとおり。Facebookは、かつて缶の中に閉じ込められて
いた人々の私生活、内面、プライバシーを、外界に反転さ
せて世界に放り出したのだ。これこそ「世界の缶詰」であ
ろう。

ブログだって同じことだけれど、Facebookは次々と別の投
稿を開くのことが容易だ。陳列羅列よりどりみどりの自由
が街歩きに似ている。それが「世界」の感覚に似ている。

Facebookで松本のゆかりさんが、金曜日東京へ日帰りし
てきた報告をしている。松本猛さんも同行。「選挙で安保
廃止を目指す!~ミナセン(みんなで選挙)」市民勝手連」
(※「ミナセン」=みんなのせんきょとは、その各地で立
ち上がっている野党共闘の市民グループのざっくりとした
「集まり」~Facebookグループ)が主催する全国交流会&
シンポジウムに参加!
とのこと。

長い報告の中で、福島瑞穂さんの「雄叫び」を紹介している。
「安倍さんが参院選に勝てば改憲に。どんな改憲をするか
議論に乗ってしまうとグチャグチャになる。戦争法廃止
自民改憲案にNOで闘っていくべき。アベさんにだまされ
い!」

やまねこはすぐさま、投稿「これがいいね!」

ゆかりさんがすぐに返信。
やまねこさま。みずほ節、炸裂しておりました。

やまねこ「明日、1000人委員会・すわ、第3回勉強会。こ
の炸裂を伝えたい!

ゆかり「大炸裂を期待しております。」

明日1月24日(日)午後2時~4時、諏訪市公民館2階

戦争をさせない1000人委員会・すわ 第3回小さな勉強会

「戦争をさせないために、わたしたちにできること」

滝澤修一弁護士のトークと質疑の集いです。

さあ、一日降り続けた雪が明日はどうなるだろう?
いつもなら30分の諏訪、明日は1時間見たほうがいいか
しれない。



うらおもて・やまねこでした。

2 件のコメント:

  1. フェイスブックではいつもお世話になっています。
    ブログですから即時性にかけますが1000人委員会の集い楽しみにしています。お天気気がかりですね。夕方は茅野市民館でプロレス興行があるので打ち上げはあまり出られませんが、それも楽しみにしています。

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  2. 亨さん(これでいいんだよな)。コメントありがとう。即時性に欠けるけど、長い投稿のできることが長所かもしれない。茅野市民館にプロレスが来るとは!!
    ファンの亨さんの幸せな一日ですね。

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