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2016年6月30日木曜日

やまねこ通信353号:憲法もう古いから、そろそろ変えたらいい!?」、入場券なくても投票できますよ。

「憲法もう古いから、そろそろ変えたらいい!?」、入場券なくても投票できますよ。
@@@やまねこ通信353号@@@

4年前、東京のガン研有明病院で入院手術した。左足の骨
腫瘍。幸い良性だった。手術後のリハビリで若い男性スタ
ッフに助けられた。20代前半の理学療法士(本当は「身
体療法士」と呼ぶべきだが)。

彼らは目下修行中の身で、技術的にはいまいちだったが、
熱心さには誰にも負けないスタッフだった。その節は、あ
りがとうございました。

比較的のんびりしたリハビリ室だったから時に雑談に花を
咲かせた。
ある日、憲法の話題をやまねこは若者たちに投げかけた。

「憲法を改憲しようという政党があるけど、どう思う?」
3人の若者は、う~んと言葉を濁した。
いちばん誠実に見える若者が答えた。
「もう古いから、変えてもいいんじゃないですか!」

やまねこは、反射的に切り返した。
あれっ!あなたがそんなこと考えてるのお?!
それは悲しいのう!
ファッションみたいに古くなったら取り替えれば良いって
もんじゃないんだぞ、憲法は!あれっ、憲法の前文読んだ
ことないかな?」
3人の若者は、そろってうな垂れた。かすかに赤面してい
る。

「学校で習う機会がなかったんだね。それは学校が良くな
かった。でもこれから読んだらいい。戦争でたくさんの人
が死んだ。そのあとに、ようやく戦争放棄、基本的人権、
民主主義が得られたのよ。だから今みたいな暮しが・・・」。

若者のひとりが言った。
「憲法はどうやったら読めるんですか?」
そうか、そうか。
「小学館から以前出版されたよ。今だったら文庫に入って
るかもしれない」
「へえ、小学館から!!」

少年サンデー、ビッグコミック、若者カルチャーの殿堂小
学館。身近なところに憲法があるんだ。3人の目が輝いた。

これがリハビリ最後の日だった。
その後、再診で病院に行った時、車椅子を押している若者
を見かけた。すれ違うとき目があった。若者はなつかしそ
うに目を細めた。

憲法読んでくれたのだったらうれしいな。こんな思いがチ
ラとやまねこの意識をかすめた。

▲ところで、期日前投票に行こうと思ったが、入場券が見
当たらないぞ。あれっ!いつ配達されたかしら?受け取っ
てれば、カバンの同じ場所に収めるのに。旅行中に配達さ
れ、帰宅後に片付けるとき間違ってクズ箱に入れたかも。
再発行してもらわねば。そこで市役所の選管事務所に電話。

投票所で「誓約書」を書けば何もいらないんだって。身分
証明も不要。ホッ!

▲こんな投稿をFacebookにした。するとFB友達が反応を寄
せてくれる。
以下は、そのやり取り。

ひろみさん「身分証明書もいらないんですか?」

やまねこ「そうなの。手ぶらで行けばいいの。何時間も家
の中を探し回るのだったら、からだひとつで投票所に行け
ばいいんだ」。

ひろみさん「何回も期日前投票の立会いやってるのに、今
頃知ってお恥ずかしい(/ _ ; )

やまねこ「うっふふ。ここだけの話。でも知らなかったよ
ね。入場券なくしたら投票諦める人きっといると思うよ。
真面目な人に限って。選管は大々的に<入場券はなくても
いいですよ>と宣伝してもらうといいかも」。

やまねこ「入場券なくしたら、めんどい手続きして謝罪し
て、晒し者になって、カッコ悪いなあ。こんな悩み抱えて
る人きっといると思うよ」。

こんなことでございます。入場券なくても大丈夫だから
投票所に足を運びましょう。


うらおもて・やまねこでした。

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