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2017年4月4日火曜日

やまねこ通信376号:水野スウさんが教育勅語について語る、「変だな」と思ったら口に出そう、広がってゆく女たちの輪・・・

@@@やまねこ通信376号@@@

水野スウさんが教育勅語について語る、「変だな」と思ったら口に出そう、広がってゆく女たちの輪・・・

水野スウさんは『わたしとあなたのけんぽうBook
を書いた。
「紅茶の時間」という名の版元から2015年に出
た600円の本。

スウさんのこの本が、女たちの間で静かに読みつが
れていることは岡谷の恵子さんから知らされた。

スウさんは、石川県津幡という町で、自宅にカフェ
を開いている。そのわけは・・・

「今の安倍政権になってから心がザワザワすること
があまりに多くて、知りたいことがいっぱいありす
ぎて、平日の午後でたとえ人がそう集まらなくても
いい、来れる人とだけでも、これをみたい、聞きた
い、語り合いたい、切実にそう思う日が増えてきた
からです」。

これは同感だね~。
こう思うとき、FBに投稿したりすることの多いやま
ねこだが。

週一くらいで集まれる人が語り合える場所。うらや
ましいような話である。

こり:やまねこたちも、今、読書会を開いてるでしょ。

そこでスウさんは、安倍政権下で進められてゆく、
集団的自衛権、積極的平和主義、特定秘密保護法など
について、仲間と語り合い、じっくり考えていった。

▲「わたしの12条宣言」
憲法12条
「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の
不断の努力によって、これを保持しなければならない」

スウさんはこの12条に注目します。

「私たちの自由や権利は、ほかから奪われたりおかさ
れたりしないもの。だけども、そう書いてあるからと
いって、憲法にまかせっきり、ってわけに、実はいか
ないんだ。

そもそも憲法は、国という権力を縛るためにつくられ
たもの。縛られる側は、それが不自由だから、なんと
かそれをゆるめようと、たえずチャンスをさぐっている。

だからこそ、私たちは国がすることを、いつだってちゃ
んとよく見張ってなきゃいけない。国が私たちの権利
をないがしろにする時、おかしなことをしようとした時、
はっきり声に出して、おかしい、いやです、って意思表
示しなきゃなんない。国と私たちの、おしくらまんじゅ
うが必要なんだ。

このようにすることで、私たちの自由や権利は、はじめ
てやっとこ保たれる。不断の努力を普段からする、って
ことが、きっと12条の本質なんだ」。

スウさんの思索する力がじっくり伝わります。
憲法を読み自分の言葉でしっかり考え、仲間と対話をし
てゆくと見えてくるものがある。
このことに女たちが気づきました。

12条の力がさらにさらに多くの女たちに伝わったら、
この国は今のままでは済まない。

イデオロギーの声高な叫びとは程遠いところでの、静か
な集まりと語りと思索。この姿勢にやまねこは大きな感
銘を受けました。

昨年、10月の勉強会「保育園問題」の時、水野スウさ
んの本をめぐって、「憲法の報告」とチラシに書いた。

するとママたちが「よし、参加しよう」と思ってくれた
のだ。
こんな話をかほりさんから聞いた。

このスウさんが、教育勅語を容認する勢力の不気味さに
ついて語っています。

塩尻の裕美さんは、昨年の参院選の選挙活動の中出会った
頼もしい仲間。裕美さんが、今朝FBに、水野スウさんの文
章を投稿しました。

「教育勅語を、道徳の教材としてつかうことまで否定す
るものではない、と、閣議決定した内閣の答弁書。

親孝行とか兄弟仲良くとか、いいこともいってるではない
か、と菅官房長官が答えていた。

いやいや、そういうことなら、教育勅語をつかわなくても
教えられるでしょ。
木じゃなくて、森をみなくちゃ。...

教育勅語のいちばんの本質は、いったんことあらばすすん
でその身を天皇の為に捧げよ、です。

日清戦争の年に生まれた父。その4年前に明治憲法と教育
勅語がだされている。

だからこそ、20歳の徴兵検査で丙となり、兵役免除を非
常に屈辱的に感じた父がいたのです。

明治政府のここんとこの英訳がすごくわかりやすい。
should emergency arise, offer yourselves courageously
 to the State.
(緊急の一大事が起きた時は、勇気をもって、あなた自身
の身をこの国に差しだすべし)

ここを隠して、親孝行のとこだけ示すのは、ずるいやりか
たです。

そして、これは、教育勅語による教育をよし、とする人た
ちが、今現在、いっぱいいることのあらわれです。

だからこそ、その人たちが応援して、森友学園があそこま
でいけた。
豊中市議さんが追求しなかったら、もうあの小学校は開校
していた。

政府が閣議決定することで、だんだんこれに慣らされて行
くのが恐ろしい。

道徳の教科で子どものこころに点数をつけ、学校で銃刀の
使い方を教えようとする、これからの教育。

「美しい日本の憲法」というDVDの一部を見た時、あきらか
にそれは、明治憲法の精神を取り戻そう、といってるのだ
と感じました。

今、この国は、そこへ向かおうとしているのですか。

今、幼いお孫さんをもっているおじいちゃん、おばあちゃん。
これは、お孫さん達の未来に関わることだと思います」。

以上がスウさんの投稿でした。

▲森友学園、教育勅語、日本会議、「美しい日本の憲法」・・・

このことを容認する人々が増えている。その中で、
孫たちが育てられてゆくとしたら・・・

おかしいと思ったら、声に出そう。仲間と語り合おう。
こんな女たちが増えるといいね!
さらに多くの女たちに伝わったら、この国は今のままでは
済まない。

こり:スウさんの文章は、日常的な言葉だから、抵抗なく
心に伝わるんだね。女たちの見えないネットワークを信頼
しようと思ったね。

女が変われば社会が変わる!

やまねこの仲間も、そうだね。


こりでした。
うらおもて・やまねこでした。



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